…いやあ。そりゃ、思い出じゃあるけどなあ。[思い出の母校を燃やして良いのかと問う兵に、ディークは苦笑して答えたものである]大事なのは人で、物じゃないだろ。それに何より大事なもんは──…ここにある。[胸を指し示して笑う。だから躊躇うことはない。今、邪魔なのはあの建物だ。帝国軍をして拠点たらしめている、この場所である。だからと狙い、ディークは再び飛び行く矢を*見やった*]