別に偉くは無かろう。
我は不老不死であるが
それ以上でもそれ以下でもない。
それに、寿命を迎えれば死に至り
そうでなくても怪我や病気に加え
殺意に果てる者もいれば不幸な事故に遭うた者。
自らその命を絶つ者……様々な理由や要因で
この世界を去る者が世には大半だ。
[そして、限られた命を持つ者達と
永劫の時を過ごし滅びることの無い我ら。
我らは互いに持ちつ持たれつのバランスで生きておる。]
我らも生きとし生けるものの血が無ければ
永遠の命とあっても苦しみを生きるのみ。
だからこそ尊重されるべきは
限られた時の中で己が命を生きる者達であろう。
[だから、大変であろうとも苦ではないぞと付け加え
アイリの頭を優しく撫でようと手を伸ばす。
今ちょっとシリアスな空気が流れ込んだが
我元々シリアス担当では無いからな?
そこ忘れるで無いぞ??>>70]