人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


トルーンの民 カレル

[事前の通達なしで為された炎の策は、接敵していた味方も驚いたことだろう。
特に南側では炎を受けたゼファー兵が火達磨になっても立ち向かってくる>>44ため、相手の気迫も今まで以上に感じられた。
執念とでも言おうか、元首であるカナンの指示を全うせんと、戦線維持を命じられたゼファー兵達は、引くことを知らぬかのように立ちはだかる。
振るわれる槍すらも炎を纏い、貫かれた味方兵が炎に包まれることも少なくなかった]

[北側では相手が変わらず防御陣のままのようだったが、炎は着実に燃え移っているよう。
あまり踏み込みすぎると今度はこちらが炎に突っ込んでしまうため、前進は慎重に行われた。
それでも深追いしすぎて炎に焦がされることもままあるよう。
槍を掴まえてゼファー兵を隊列から引きずり出すことに成功したりもしていたが、一騎当千とも言えるゼファー兵のこと、数名を相手にしても渡り合い、見事隊列に戻るものもいた。
それが討ち取れた時は意気を上げて、炎に気をつけながらも前進したりもしていた]

(81) 2019/11/07(Thu) 23:15:47

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