―回想:城下にて―
(聞かれていたか・・・・・・。)
[フェリクス王子まで話に加わったとあれば、黙って後はフェリクス王子の話を聞いていた。しかし途中に聴こえた視察の話、アイリは燻しがった聞いた。]
このタイミングで南へ・・・・・・?
[いくら暴動とは言え国自体が揺れている中、王都を離れることに不安が過ぎる。しかしもう王子は決めているようだ。
止めるには少し遅い。それならばせめて・・・・・・。]
承知しました。
しかし今は大事の前、くれぐれもお気をつけて・・・。
いざとなれば私がこの国を抑えていましょう。
[引き止めたいが、何かあれば自分もアレクシス参謀総長もいる。
アイリがそれを引き止めることはない。*]