で、殿下を守らないと![自分が先にいったのか。同じように後発組の誰かがいったのか。先程までの礼節と生まれながらに持ち合わせる品格を漂わせていた人が、その内に眠る激情を露わにしたように猛々しき気を放つ殿下>>48。逃げずに戦うおつもりだ。それで退いてはなんのためにここにきたかなどわからない。それに先行組にはルーもいる。そんなのだから脇から飛びかかってきた餓鬼に反応が遅れる]こんな時に![術を行使する暇もなく、鉄扇を振るう。ガキリと音をたてて、爪を防ぐ]