それなら――受けてみなっ![後翅が光り、淡いオーロラが宙に散る。 視線を振り切るように右へ急速旋回し、狙うはゾフィヤの背後。 迎撃の黒剣は見えてはいるが、地に足を着いた姿勢では、背後へ回り込んでの攻撃に素早い対応は出来ぬだろうと踏んでのこと] はっ![正面から来る黒剣ならば、打ち払ってやろうと短く持った鎖を振り回す。 その手が勢い付けた分銅を投げるのは、彼女の背中までの距離が、2mまでに縮まった所*]