― その後 教会への道 ―[星空は黒い景色のお陰でよくよく見えない。足取り軽く教会へ向かう、現修道女さんの背中を追う、自分の心の中も、お星様がよくよく見えなかった>>79] いらん。 ………………。 ……変わんねえな……お前も。[彼女の予想と違わない返事を返していた辺り。地の本性に戻った彼女の言葉は、例え彼女が修道女の装いをしていようが、昔に時間が立ち返った様にも錯覚させていた。だからだろうか。嵐の夜、不穏な前兆ばかりの風なのに、何故か落ち着いた足取りで教会へと歩んだのは]