人狼物語−薔薇の下国

381 四君子繚乱


雷華の族長 ガートルート

[黙々と作業を続ける銀髪の青年はそのままに。ガートルートは手元の軍帽をくるくる回して、傍の狼に被せる。]

シヴ、目がきんいろだ。
どした。怒ってんのか?

[片手で鼻先やら顎やらを擽ってやると、シヴと呼ばれた狼は心地良さそうに金色の目を細める。
次に開いたその双眸は、氷を閉じ込めたようなアイスブルーだった。]

…ン?ああ…っはは!氷華のか。アレも相変わらずと言うか…
お前は寒い国の獣なのに、酷えよなァ。

[どうやらシヴと呼ばれた一匹は、異界門の前で四君子が一華──柊の氷華に向けられた視線と言葉>>0:155にご立腹らしい。
氷華は生き物の体温を好まない。ゆえに、その嫌悪は詮無いことではあるのだが。]

まァ、な。
俺も寒いのは嫌いじゃない。嫌いじゃない、が──アレの治める一千年は些か寒過ぎる。

[当たるようなら、全力で潰そうか。
喉奥低く嗤って、今一度シヴの顎を撫でやった。]

(81) 2015/10/03(Sat) 14:47:58

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