人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


絢爛無双 ドロシー

[ 優雅にジャンプして、屋根の上に立つ。
城門前に押し寄せた帝国兵の熱気が渦を巻いているのが見えるようだ。
その先陣に皇帝がいることを疑わない。

学園側からの反撃は、光の矢を降らせるなど派手ではあったが、術者の人数は少ないと踏んだ。
戦いを放棄して逃げる算段なのだろう。
魔術士は捕縛されれば無事では済まないから、妥当な判断とも言えるが──]


 徹底抗戦してくるなら、民間人を人質にして揺さぶりかけてみようと思ってたけど、
 張り合いのないこと。


[ 肩にかかった金髪を払う。]

(81) 2020/11/14(Sat) 00:13:06

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