……それで、ここが試練の場所という事であってるな。
『その通りである!このまま時が経てばいずれ試練は始まるであろう!
しばし待て!しかして備えるのだ!これから巻き起こるであろう難局へ!
魔女となれるチャンスはすぐそこである!』
[鎧は、相変わらず芝居がかった口調で辺りに声を響かせている。
その言葉が終われば、ポーズを解き辺りを探索しようかと辺りを見合せば、ツアーの客が辺りにいる事に気付いた]
……せっかくだし紛れるのも面白いかもだな。
[名案だと頷きながら、ツアー客の中に紛れ込むのだった。
ツアーに紛れる大男はとてもとても目立つだろう]