[■mediumpurple色から■silver色まで変化するレインボー湯。
効能の程は定かではないが、魔物との戦いで荒んだ精神を落ち着ける場としては最適かもしれない。]
…?
一緒に入ることはできないのですか?
[館では男女別に入るという概念は無く、空いてさえいれば誰でも、という状態だった。
出会った当初は彼に身の周りを全て任せている関係で共に入浴したこともあった。
自分の事をある程度できるようになってからは世話を断り、一人で入っていたけれども。]
貴方も私に触れたせいで汚れているし、疲れているでしょう。
遠慮することはありませんよ。
[地図の案内に従い、レインボー湯へ迎いながらの誘いのセリフは、同時に目の前の彼を異性として認識していないことを意味していた。]