[>>79必要とされなかったらしいゼリーを再び口に運んでみる。恐らく不味くは無い、けれどやはりよく判らないその味に首を捻った]おやおや、まるで犬の様だな。ふふっ…流石に少々、――ッ、擽ったいな。[蔑むでは無く揶揄する声音で犬に例えて、彼のその仕草を微笑ましげに笑えば、好きにしろとでもいうように大きく両手を広げて見せる。…――背に翼はない筈なのに大きな鳥が翼を広げるに似た羽音だけが静かに響き]