[二冊、逆さの本が正常に戻ったところでよく聞く声がし、振り返る]
オクタヴィアス。
お疲れ様。
[わざわざ自分が訳したと覚えていることに内心嬉しくなるが顔にはださずにいた。
しかし、癖である髪を触る仕草がでてしまったのでオクタヴィアスには伝わっているかもしれない]
「虹色のうずまき管」か、、いい作品だったよ。
訳したのもそのままいい作品になっていると思うよ。
[小説は男の苦手分野だ。
感情は様々なパターンや言い換えが必要になり、柔軟に対応しなければならない。
論文や図録、堅苦しいものほど好んで訳していたがそればかりやっているわけにはいかずたまに小説なども男の手元に巡ってくる。
そんなことは男以外する必要がないことであり、男は自信ありげに作品についてぐだぐだと*語りだそうとする*]