[淡、と表情を浮かべない、音からは感情の薄い声は、姪の命を奪った。と告白した青年を、その姪に似た揺れない調子で褒めた。]
死んだ。とばかりは報告をもらっていましたが、貴方も船に乗っていらっしゃったとそういうお話でしょうか。
[事実を事実として確認する調子で、
死んだ女の叔父は、姪を討ったと告白する青年へと、薄紫の視線を向ける。]
事実確認が取れれば、カルボナードは
ストンプ候の功績を讃えるでしょう。
[確認が取れ次第、此方からも報告をあげておきましょう。と、叔父らしい感情等は、表面には何も浮かばないまま、カルボナードの意を伝えて、男は直ぐな視線を向ける青年の視線を受け止める。]