人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


ゼファー軍 将軍 バルタザール

やれやれ、真剣での手合わせなら、散々してきたろうに。

[ 離された手首を摩りながら、肩を竦める。そういう意味ではない、と、解ってはいたが、これは照れ隠しのようなものだ。

己の心臓に、本気で剣を向けるなど、自分でも御免蒙る。 ]

誘い出すまでもなく、今頃は自分の腹心を連れて、援軍を名目にゼファーを船出している筈だ。

俺がお前を暗殺した後、名誉の戦死を遂げた元首殿の亡骸を引き取り、凱旋する、そういう手筈でな。

(80) 2019/11/15(Fri) 02:22:33 (fukafuka)

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