──現在・第四エリア、りんごの木──
[今、ここに誰を呼び出すべきかを
考えていた。
なぜなら喉が渇いていたし、
矢張り人を減らしていかなければならない。
頭の中で考えていたのは
ミーネか、ガートルード。
クレステッドはどう呼び出すべきか
案が纏まらずに考え込んで
ぼんやりと空を見上げていた頃]
…………ッ
[びくん、と肩が跳ねた。
眉を寄せて反射的に腰を浮かそうとする。
相変わらず右耳と左目にはツユクサが咲き
発熱のために顔は赤くなっていた]
………ガートルード。
どうしたも、何も………。
[相手はこちらをどうみるか?
分からないが、こちらは相手を獲物とみる。
それでも警戒するフリは必要だから。
驚いて相手を見たあと、視線を逸らした]