― 『世界軸』中層・儀式の間 ―[言葉を探しながら紡いだ言葉、それに対して返される言葉。そして、他の『柱』たちが綴る想い。神子は静かなまま、それを受け止める。トーマスの指摘には、ほんの少し眉が落ちたが、それはそれとして]……意味があるからこそ、絆石はきみを選んだ。きみだからなせる事、きみにしかなせない事。それがあるから、きみはここに居る。[意味を問う声>>75に返す声音に迷いの響きはない。それにあわせるように、仔竜たちが声をそろえてきゅう、きゃう、と鳴いた]