[背を押し、オットーを任せようと彼を託す時。
き、と強い視線。敵意すら混じるだろうその視線を正面から視て、ふう、と溜息が唇から漏れた]
ではアルビンさんにお尋ねしますが。
ゲルトさんが殺されたのが"人狼"の仕業として。
どうして、彼女が人狼だと考えている様な御様子を?
[都会から忽然と姿を消したフリーデル。嘗てはリーディヤ。
彼女が、何故、都会からその姿を消したのか。幸か不幸か、それとも唯の情報不足か。既に彼女は人狼だと疑い蔑まれた事は知らないのだが。
そうアルビンに問い返した時、口許が薄い笑みを浮かべていた]