……よっしゃ。 そんじゃ、俺らも行くぜ![鉱山方面へ移動する部隊が十分に距離を取った、と見て動き出す。深呼吸の後、力を凝らす。しゃら、と銀の鈴が音を立てた] 光集え 我の許へ。 天より下る 速き光。 大気裂いて 地を灼く波動。 雷の雨 今こそここに![吟ずるのは、雷の雨を降らす術。それはどこか浮足立つ街へと向けて遠慮なく降り注ぐ。それに続くように歌が紡がれ、叩き込まれる攻撃魔法が街を揺るがし、そして、大気を震わせた。*]