― 執務室 ―
[誰も居ない執務室。
扉を開ければ山積みされている書類が置かれてる机へ目指し歩き、少し豪華な椅子にその腰を下ろす。]
して、その話とは何だ?
調査の進展があったなら報告書があるからそれを見せてくれ。
[先日王の間で弟と二人で取り決めた話は、双方に報告をし報告書を残すと決めてる筈だ>>1:160。
故に参謀総長が来たのは其方の方かと思い促しながら、先程受け取った報告書を眺めていた。
その内容は、南の地区で暴動が起き始めたという。
一月前の視察ではその兆候は見られなかったが、先王逝去した日から急速に治安が悪くなっていったという報告は以前に貰っていた。
故に調査と警備の強化の命を下したが、新たな報告が入ったらしい。]