[土気が無くては術が使いにくいならば、
土気を生むための土山を設置するのは最優先で。
ならば、自分が戦う為に術を使っている余裕はあまり無い・・・]
・・・ちょっと出すだけなら、誤魔化せるよね・・・?
[飛んでくる鳴蛇を叩く瞬間、手の変化を解き山猫としての爪を振るう。
牙のほうが深手を負わせるには向いているのだけど、
噛み付くのは手間だし口周りを汚すのもちょっと御免だった。]
・・・まぁ、仕留め切れては無いみたいだし・・・
やっぱとどめは術じゃないと駄目か。
[手の血を土に吸わせる意味も込めて手甲を作り、鳴蛇を叩き伏せてそのまま次の山を作る。
土気が生じすぎたらそれはそれで問題かもしれないが、
そうなったら山を崩せばいいだけのことなのだから。]