― 海老戦前/八幡 ―[南東群島諸国の私掠艦隊を相手にしている時、シロウが上空で奮闘してくれているのは報告で聞いていた。騎竜の庇護無き水夜をも気を回していたことには、彼らしい、と思うと同時、それを行うことが出来る技量に感嘆する。敵艦隊から離れ、シロウと鳴丸が甲板へと戻って来る>>73と私はそちらへと駆け寄った]シロウ! ご苦労だった!![鳴丸から飛び降りてきたシロウに声をかけ、私は笑みを浮かべる。しかしその背に傷が走っていることに気付き、表情は一変した]