僕達なら大丈夫。他にやらなければいけないことがあるからね。
一応、これでも海軍学校を出ている身だよ。
[心配そうなシュテラの言葉にはにこりと笑顔でそう答え、彼女が逃げることを選択するなら少しだけほっとした顔をした。が、勿論目を離すつもりはない]
なら送るよ。もう大丈夫だとは思うけど…救助艇に近付けば、また人もたくさんいるだろうし。
[断られてもそこは曲げない。笑顔のままコンラートの襟首を軽く引っ張って警戒を促し、後をついていく。
混乱は思ったよりも大きかったけれど、ちゃんと船が出ているという安心の為か先程までより人々は落ち着いており]