[それも束の間、食事を終えた頃にそれまでの不気味な静寂を打ち破ったタクマの提案に思わず]ど、どうして・・・。レッくんがそんなことするわけ・・・。[「ないじゃないか。」と言い切ることがかなわなかった。確かに今朝は見ていない。昼は出掛けていたから居間に居たのかどのように過ごしていたのかわからないが。タクマは自分やカスパルに意地悪をしたくてそう言っているのか、レトのことを嫌いなのか、稚拙な考えを巡らせて不満そうにタクマを睨み付けた。]