[クレステッドが避けなければ、そのまま首筋にでも顔を埋めようか。頬に触れられずとも、肩へと滑らせた手。指先に落とした視線の先――廊下の奥。雷だろうか。刹那明るくなった窓を背にカレルの金髪が輝くのが見えた] おはよー[ことさら間延びしたような声音で、ひらひらと手を振ってみせる]