<b>双方とも控えよ!
此処は厳粛な場ぞ、騒ぎ立てる事は許されると思っているのか!</b>
[力強く立ち上がり文官軍人双方に向けて一喝。
力の篭った低い一声を上げ、軍人と文官を見遣り騒ぎ立てる者が居ないか目で見張ればピタリとその場は静まり返り静寂を取り戻す。
警戒し始めた近衛兵に向け右手を軽く下げ彼らを一旦落ち着かせた。
場に重苦しい空気が支配し短い沈黙が長く感じさせる。
此方から口を開こうとしたら、先に口を開く者が居た>>70>>71。
フォールデン総督は弟の前に跪きながら後継者としての習わしを口にし、弟に王位を退けと進言する。
習わしを口にする分には構わないのだ、此方も彼女と同じ考えを持っている。
が、辞退を進言するのは看過出来るものでは無く此方が口を開く。]
フォールデン総督、辞退の進言は不敬である、控えよ。
[弟の前で跪く総督に牽制の声を上げ制止をし。
これ迄の話を頭の中で纏めつつ、此方の考えを示そう。]