『こころがたゆたい、ゆれて、ながれる女の子』『おそれないで。わたしたちはいつも、あなたのそばにいるから』 [掌の結晶から伝わる言葉。それは、戸惑う玲緒をあやすような響きを帯びる。自分に世界を救済することが出来るとは、やはり思えないけれど。それでも、少しは前向きに頑張ってみようか。柄にもなく、そんなことを想い] ……アウリーンさん。 私に出来ることを教えて下さい。[結晶を――精霊の欠片を包み込むよう、そっと掌を閉じた*]