[大丈夫だと告げたにも係わらず、難しい顔をしたままのカタリナに内心首を傾げる。
…フリーデルに対する態度を悟られてしまったとは思いもせず。
木苺の話題を出せば曇った表情も晴れ、少しほっとする。
この子には笑顔が似合う。]
あぁ、木苺はパメラが摘みに行ってくれたんだ。
夏至祭用のジャムを作ろうと思って。
ふふふ、さっき散歩に出たら、ゲルトとパメラが木陰で昼寝をしていてね…
そしたら帰って来たアルに会って…
[店に向かいながら、他愛ない話に花を咲かせる。
話かけられれば、フリーデルとも会話をしただろう。]