>>66
そうだね。わたしは安心できるけれど、
ルートは…司祭のルートヴィヒからは、お説教が飛んでくるだろうね。
[…は幼馴染の姿を思い出し、肩をすくめた。]
わたしにお土産?嬉しいな。
「幽霊が触ることのできる仮面」?
へえ、面白いね!
どれ、ちょっと付けてみよう……
[顔に当ててみたが、…の顔より一回り小さく、うまく嵌めることができなかった。
続くカレルの言葉に、目を泳がせる。その姿は誰かを思い浮かべ照れているのか、少し口元が緩んでいる。]
わたしたちの子供、か…。
うん、これは大切にするよ。それまで、お守りとして大切に飾っておこう。
素敵なプレゼントをどうもありがとう。
[…は受け取った仮面を、大切そうに撫でた。そこではたと気づく。]
随分長いこと引きとめてしまった気がするよ。
君と話していると、時間があっという間に過ぎていく。
来てくれてありがとう、カレル。