あー、うん、その白いのと小さいのだね。
どのみち誰かを落とさなければ、だし、思う存分やっていいよ。
しかし……奇遇だな。
……私の願いも、結局は人狼を殺す、なんだよ。
[不思議そうな顔は、人の感情が理解出来ない故だろうか?
そんなことをぼんやり考えながらも。]
んー……今なら私に有利な場だし、ちょっと探してくるよ。
……なんかあったら、すぐに知らせろよ?
[言って、兎の背中をぽふぽふ撫でてから立ち上がる。
その拍子、蝶のピアスが音もなく絨毯の上転げ落ちた。
それに気づかぬままに、闇刈人はやがては部屋を*去っていく。*]