[くら、と目が霞んだ。失血のせいか。やはり毒だったか。まだ動ける、と判断はするが、動き続ける危険は認識する。幸いなことに周囲を見渡せば、白の眷属たちはかなり数を減らしているよう。] ……下がります。[公子に声を掛け、最前線から少し身を引く。]