……はい?[今何か、とんでもない事をさらっと言われたような気がする] 大物が、って、それ、もしかして……。[この海蛇の大きいの? と。問うより先に、答えは出ていた。突然、キシャエェェェェェ!!! という甲高い咆哮が響き、ひと際大きく波が揺れる。他の海蛇たちが道を開けるように散って行き、それが――大物と称された巨大な海蛇が姿を現した。]