[ならば、話は簡単になったと、水を一口飲んで、はふっと息を吐き出した。
『普段通り』過ごせばいい。
一番楽で、一番内心を聞きやすい。
そしてそれが目障りであるならば……容赦なく人狼の手が伸びるだろう。
それは、手掛かりにもなる……。
そこまで思考したとき、
ドンッと大きな音響き渡り、何故か天井から……男が二人降ってきた。>>37]
[一人は以前、ハーモニカの演奏を聴いてくれた男、ハダリー。
無事でなによりだと、微笑み。
そしてもう一人は……見知らぬ黒い髪の男。
まさか天井から降ってくるとは思わず呆然と見ていると、黒髪の男は恥ずかしそうに頭を下げた。>>52
彼がメイン・サロンに留まるようなら、自己紹介をしただろう。**]