[海岸をぐるっとまわって帰ったから。気がつけばすっかりあたりは暗くなっていた月は相変わらず、蒼い]――こんなに月が青い夜なら。きっと不思議な事が起こるわね[ポツリ呟き見つめるは窓の外皆探索に出かけたのか、それとも恐怖におびえているのかいずれにせよ私は今日は疲れたとばかりに談話室で、祖母の日記帳を横目にソファに倒れ込むの]