[気付けば空気は当初の団欒からしんみりとしたものに変わっていた。その原因である己が気まずそうに顔を上げるとアイリがぱ、と顔を上げて声明るく言い上げる。>>61最初は突然のことにポカンとしたものの] 家系的なこととはいえ、 アイリに罪人としての咎を命じる主が居るなら 其奴に己の存在ごと後悔させてやったわ。[我が知りうる絶望と痛みを刻み込み二度と不埒な考えを起こさぬ様奴の細胞と血に嫌という程叩き込んでやろう。声と目がガチトーンになってしまったが、まあ良かろ。]