[ もし教えて貰ったとしても 壊滅的に不器用だったから 夜中にこっそり練習したならば 誰かを満たせたかもしれない 食材は黒く焦げ付き醜い塊に 成り果てて。 ごめんね、と呟きながら ゴミ箱に捨てるような体たらく 彼のような美味しい料理は 作れた事がなかった ]