[落ち着かなさ気なその人へ]
探し人は彼女で?お客様。
[言いながら、サシャの方を指差してみた。
別人の心配かどうかは測りかねるが、彼女を探していたのなら
彼にサシャを任せただろうし
別の件であったようなら、怪我がないかだけを聞いただろう。]
さっき顔を合わせたばかりだったいうのに、災難だね。
トール、アンタも。――エレオや、そこの二人も、さ。
[声の途中でトールから視線をずらして
エレオやレストランで見かけた客二人へ言葉を投げる。]
オタクらもどこか怪我してないか?
見たところ意識が無いのはいないようだが。
[質問ついでに、それぞれの顔ぶれを確認し
他にも誰かが居れば怪我の有無を尋ねることにしただろう。*]