人狼物語−薔薇の下国

381 四君子繚乱


闇桜の魔 蒼月 フィオン

[開始の選から一呼吸、動き出すまでに間を開けて。
最初の動きは、後ろへ向けて下がる軽い跳躍。

慕うよに周囲舞い散る桜花はふわり、魔の傍を離れて行く。
勝負の邪魔はしない、とでも言うように。

唯一残る、耳飾りの桜が揺れて]

……それ、と。

[どこまでも軽い口調で言いながら、対する『蕾』の左側へと回り込む。
口調は緩いが、動きはそれと不釣り合いに、速い。

回り込んだ魔は左頬に掠めるような口付けを落とした後、大きく後ろに跳んで距離を開ける。

蒼の狩衣の袖が翻り、銀糸の桜が月光を弾いた。**]

(79) 2015/10/03(Sat) 09:00:35

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