人狼物語−薔薇の下国

283 少人数で人狼BBS人狼騒動RP村3 ― 白銀の村 ―


少女 リーザ

―その前日、帰り道―

[シスターは教会に泊まるよう勧めてくれたが、無断の外泊はパメラを心配させるから。神父の提案を受け、冬の夕暮れを並んで歩いた>>2

交わす言葉のないままに暫く歩いていると、やがて雪のひとひらが、二人の上にはらり舞い降りてくる]

 ――あ、雪。

[呟いて空を見上げると、神父に『この村の雪には慣れたか』と問いかけられた>>4]

 ……この村の、雪ですか?
 そう、ですね。皆さんのおかげで、慣れたと……思います。

[答えるリゼットに、いつの間にか神父の双眸が向けられていた。
思わず見つめ返してしまい、小さく息を呑む。

何故なら――笑みを湛える神父の、その瞳の奥は決して笑んでなどいなかったから。
自分と同じ偽りのそれを映して、リゼットの眸が瞬いた*]

(79) 2014/12/12(Fri) 23:05:34

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