[何となしにチーズを持ち上げて振り返ると、こちらを見つめるカタリナの視線に出会って。「どうかした?」と目顔で問う。遠慮がちにかけられるカタリナの声>>77を聞けば、静かに頭を振って「大丈夫>>58」と答え微笑みを向けた。どこか控えめなこの少女に、そんなことは気にして欲しくはなかった。カタリナの家からここまでは随分と距離がある。このような重たい物、本来は自分で取りに行ってもいいはずなのだから。]