― 何処かの森の出口 ―[構え取らぬは、如何なる手が来ても応じるため。何をやってくれるか、どう魅せてくれるか、という期待感を抱えつつ、呼吸を整える] ……ぁー……やぁっぱ、違うなぁ。[これだから『最上級』は、と。張りつめる空気に、落とすのは小さな呟き。戦場で感じるものとは違うそれが心地よいと。過る思考は、笑みの内]