[一方、武の技はマーティンから習った──というより、挑んで食らいつき、体で技を盗んで、体格の違いは工夫で埋めようと努めた。
手当たり次第にあるものを使い、小石だろうが木の枝だろうが武器にする。
おかげで我流もいいところだが、相手を倒すよりも上手く逃げられれば上等と割り切っているゆえに我執はない。]
へいへい、
親父と張り合うのは10年早いってわかってるよー
[軽口をたたきつつも向上心は止まず、ディークやエディ、果てはディークの守役たる老将チャールズ・フォスターにも一手ご教授を願うのだった。*]