[黙って進むのに飽きたのか、元来が社交的な性格なのか、しばらくするとミヒャエルが話しかけてきた。] 狼が出るな。[別に隠すような情報でもないので伝えておく。] 猪も鹿もいるが、襲ってくることは少ないだろう。 危険な植物も自生しているが、触れなければ問題ない。[ミヒャエルに銃器は持たせていないが、自身は口径の大きなハンドガンを下げていた。対人用にはやや過剰だが、突進してくる猪を止めるには役に立つ。]