[こちらの勢いに戸惑った様子のフランツ>>76を見れば、少しは胸がすっとします。謝罪の言葉とともに道を譲られれば>>77、押しの弱い彼にまたむっとしてしまいます。]早く終わらせて、わたしをお家に帰してちょうだい![そう言い捨てて、ぷい、と彼から視線をそらし、玄関から屋敷の中へと歩を早めます。少し、強く当たりすぎたでしょうか。ええ、八つ当たりです。フランツに聞かれたら否と答えたでしょうけど、心の中では白状します。だって、フランツって、なんだか八つ当たりしたくなる顔なんですもの。*]