―過去回想:宿でどんちゃん騒ぎ―
ふっへっへー。
すごいでしょ。僕素晴らしいでしょー。
[真面目な顔で自分を褒めてくれるヤコブに、酔っぱらいはご満悦。さあさあもっとお飲み、とご機嫌になってヤコブの杯に酒を注いだのだった。>>61]
うーん?
いいんだよー?超イインダヨー?
僕オウサマだもん。えらいから遊んでてもいいんだ。
モーリッツ爺ちゃんの言うことは、気にするない!
[オットーに指摘され、ゲルトはへらへら笑ってごまかした。
そしてオットーにも、まあお飲みと酒を勧めた。
ちなみに、開けていたのは勝手に宿の台所から持ってきた物。
レジーナが翌日怒ったのも無理はないのだった。>>64]