[ふと、自分と同じように涙を流し謝り続けるシメオンに気付く。
シメオンの苦悩を想い、彼を勇気付ける為にも自分が泣いていてはダメだと涙を拭って歩み寄る]
シロウの言う通りだ。
謝られるよりも礼を言われたほうが嬉しいさ。
今はまだ無理でも、時間をかけて慣れていけばいい。
俺達がついてるんだ……お前は一人じゃない。
[力強く断言する。
シメオンにはユーリエの分までたくさんの景色を見て欲しい。
ダーフィトは苦悩するシメオンをどんなに時間がかかっても「外の世界に出れてよかった」と言えるようにしてやりたいと思った]