[そして、話が女領主の葬儀の話に移れば。] 申し訳ないですが、俺が参列する訳にはいかんでしょう。[己の軍服の襟元を軽く引っ張る。苦笑交じりの言葉。] 一応、俺も軍属なもので。 軍服来たまんまで、ここの領主さんの為に祈れはしません。 ……それに、まだ、ここの海で沈んだ奴らの為にも、祈ってないので。[申し訳ない、と緩く頭を下げた。]