人狼物語−薔薇の下国

332 【絶望村】貴方と私が乗れない方舟


女子学生 シュテルン

[返ってきた答えは期待出来るようなものではなかった。>>76

  ───ディルドレのおばさまの執事の方もいらしてたのね……

ディルドレが死んだというのは予想の範疇だった。
その死因も恐らくは知っている。
一瞬喉に込み上げるものを感じ、それを押さえ込んだ。
そっと、壁に近寄れば、壁際にいたエレオノーレの手を取った。]

  …………行こう。

[先の広間は暗闇だが、とりあえずは壁際に進むことにする。
暖房が切れた地上よりは地下を目指したい。
フランツが居るためかほんの一瞬エレオノーレを引く手に力が要った。
しかし、状況が状況だけにすぐ様大人しくついてくる。
繋いだ手と壁に触れる手。
息を潜めながら、ゆっくりと広間を進む。]

(78) 2015/05/10(Sun) 17:40:39

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