[痛みは当然のようにある。感覚は人の頃より変わらないのだが我慢する事に慣れすぎていた。シメオンの返答>>71に安堵の息をつく。] 何よりだ。[アプサラスを案じる彼の意識が再びこちらに向けばはたと翆玉を瞬かせた。怒声を聞くのもまた久しいように思う。視線が注がれた個所を知れば漸く納得がいったように] ――…これは、どうしようもなかった。[言い訳にもならぬ言葉をぽつと零してバツが悪そうに視線をそらす。]