[ゾフィヤの呟き>>71に言葉では答えない。
必要な痛みだと思った、ただそれだけのこと。
まともに受け過ぎて、今は少し赤く腫れているかもしれないけれど]
――そう来るの。
[足狙いの一撃はかわされる。
それ自体よりは回避の方法に、少女は苛立つように、空振った鎌の柄をきつく握った。
上昇し方向転換した先、ゾフィヤは地に片膝ついたまま、黒剣を生み出していた>>74]
あくまで飛ばない、か。
[歯噛みする表情で独り言ちる。
彼女が何を思ってそれを選んだかはわからない。
ただ、彼女と出会い心を乱したあの時から、彼女が一度も空を飛んでいないのは確かだ>>0:83]